株式会社オノコム

全国各地の医療施設や工場、オフィス、商業施設など幅広く設計・施工業務を行なっている 株式会社オノコム様 にSYMMETRYの活用方法についてインタビューを行いました。

サマリ

  • お施主様​と打ち合わせを進めていく中で、従来通りの施工図やパース、3DCADデータを使用した打ち合わせでは、 お施主様​に空間のイメージが正しく伝わらず、後から設計を直すなどの手戻り作業が発生するという問題があった。
  • SYMMETRYを導入する事で、お施主様​と設計側の認識の相違を埋めることが出来た。
  • 工場の設計では、空間の提案だけでなく、生産性の検証という今までよりもう一歩深いレベルでの設計提案を行うことができた。
株式会社オノコム様に建築設計土木向けVRデザインレビューツール SYMMETRY(シンメトリー)についてインタビューを行いました。

まずはじめにSYMMETRYを使い始めたきっかけを教えていただけますか?

私たちが​お施主様​と打ち合わせを進めていく中で、従来通りの施工図やパース、3DCADデータを使用した打ち合わせでは、 お施主様​に空間のイメージが正しく伝わらず、後から設計を直すなどの手戻り作業が発生するという問題がありました。 VRを使用した建築物のビジュアライゼーションは、これらの問題を解決するための試すべきテクノロジーの一つだと感じて使い始めたのがきっかけです。 また弊社のポリシーとして、新しい技術はどんどん試していこうという意向が​あり​ます。 Google Driveを活用した情報の共有を始め、社内で様々なテクノロジーを試しており、その一環として建築向けVRを試したという背景もあります。

建築設計土木向けVRデザインレビューツール SYMMETRY(シンメトリー)を操作する株式会社オノコム様

SYMMETRYはどのような場面で使用されていますか?

お施主様へのプレゼンなどで使用しています。 例として​カプセルホテルの設計​を行った案件を紹介させていただきます。 この案件では建築プレゼンとして、​SYMMETRYを使用して​お施主様に​設計したカプセルの一室に​VR空間で実際に​入ってもらいました。 実際に空間を体験してもらうことで、図面やパースでは感じられない空間の広さや圧迫感などを実際に体験してもらうことができました。 そうすることで、設計者の意図が​お施主様​に正確に伝わり、​お施主様​は要望が正確に表現されていることを確認することができ、手戻り作業なく進めることが出来ました。 オノコムでは、​このように​お施主様​へのプレゼンにSYMMETRYを使用しています。

Sketchupで作成した3DCADデータ 株式会社オノコム様提供

3DCADデータ

建築設計土木向けVRデザインレビューツール SYMMETRY(シンメトリー)で実際に空間を体験している様子 建築設計土木向けVRデザインレビューツール SYMMETRY(シンメトリー)でメジャーツールを活用している様子

SYMMETRYで実際に空間を体験している様子

また、現場作業を開始する前に現場に関わるスタッフを集めて行う施工検討会という会議や、現場工期中に開かれる定例会議等でも使用しています。 打ち合わせで図面を見せながら説明をしていると、話を聞いている側は頭の中でイメージを描いて話を聞きますが、想像しているイメージはそれぞれの経験などによって違ってきます。それは設計者や施工者でも同じです。 そうすると自分の想像できる範囲でしかイメージ​が出来ず、情報のギャップが生まれ、認識の相違に繋がります。 その相違をなくすためにも、SYMMETRYは​お施主様​と施工者のイメージを統一するコミュニケーションツールとして活用しています。

施工検討会や現場工期中に開かれる定例会議等で建築設計土木向けVRデザインレビューツール SYMMETRY(シンメトリー)を活用している様子

SYMMETRYを導入したことで感じるメリットを教えていただけますか?

一つ目は​お施主様​と設計側の認識の相違を埋めることが出来たことです。 現在の建築業界では施工図、パース、3DCADを使用し情報とイメージを伝えていますが、​お施主様​が建築の図面を見ることは人生の中で数回程度でしかないため、 図面から空間のイメージを正確に伝えることは難しいです。 また、パースはPhotoshopを使用して綺麗に加工するため、写真のように綺麗に見せることはできますが、空間の広さ等は体験できないです。 それに指定したアングルのものしか​見れないので、空間の把握という点ではやはり難しいところがあります。

Sketchupで作成した​事務所の新築案件の3DCADデータ 株式会社オノコム様提供

3DCADデータ

その点、SYMMETRYを使用すれば​お施主様​が実際に建物の完成形をVR空間内で見ることが出来るので、そこに認識の相違がなくなります。 例として以前担当した案件を紹介したいと思います。 この案件は​事務所の新築案件ですが​、デザインの確認のために、 SYMMETRYを使用して、​お施主様​に実寸大の設計データにVRで入ってもらい、体験してもらいました。

建築設計土木向けVRデザインレビューツール SYMMETRY(シンメトリー)を使い新築事務所の空間を体験している様子 建築設計土木向けVRデザインレビューツール SYMMETRY(シンメトリー)を使い新築事務所の空間を体験している様子

SYMMETRYで実際に空間を体験している様子

VR空間に入ってみると、「ここのキャンティレバー、思ってたより出ているな。」という意見が上がってきました。 そのキャンティレバーの寸法はすでに​お施主様​から​承認をいただいていたのですが​、実際に体験することで、見えてくるものがありました。 このように実際に​お施主様​に見てもらうことで、認識の相違を無くせるところにメリットを感じます。

建築設計土木向けVRデザインレビューツール SYMMETRY(シンメトリー)で確認後の新築事務所の実際の竣工写真 建築設計土木向けVRデザインレビューツール SYMMETRY(シンメトリー)で確認後の新築事務所の実際の竣工写真

竣工写真

もう一つは工場の設計を行う案件だったのですが、SYMMETRYを使用したことで、空間の提案だけでなく、工場での生産性の検討も行えた点です。 工場の設計を行う場合、​動線​の設計が命です。 今までは2DCADで平面的に機械の配置検討を行ってきましたが、3DCADの導入と共にSYMMETRYを使用し、​プレゼンを行ったことで実際に​作業される方​に​動線​の確認を行うことができ、生産性の検証という、今までよりもう一歩深いレベルでの設計提案を行うことができました。

Sketchupで作成した​工場の3DCADデータ 株式会社オノコム様提供

3DCADデータ

建築設計土木向けVRデザインレビューツール SYMMETRY(シンメトリー)を使い工場の空間を体験している様子

SYMMETRYで実際に空間を体験している様子

建築設計土木向けVRデザインレビューツール SYMMETRY(シンメトリー)について語る株式会社オノコム様

"今までは2DCADで平面的に機械の配置検討を行ってきましたが、3DCADの導入と共にSYMMETRYを使用し、​プレゼンを行ったことで実際に​作業される方​に​動線​の確認を行うことができ、生産性の検証という、今までよりもう一歩深いレベルでの設計提案を行うことができました。"

またVRが業界に出てきて数年経ちますが、VRを活用する建築会社は少なく、VRを使用したプレゼンを行うことで会社名を​お施主様​に覚えてもらうという、ある種の差別化にもなっています。